4月7日(火)私の花粉症はことしは肌荒れにもでてきたようです。町でマスクの方を多く見ますが本当にこの季節はつらいですね。


さて今日は4月4日(土)雨の満開桜のご紹介の2ヶ所目です。
松尾芭蕉・奥の細道 結びの地
岐阜県大垣市船町
松尾芭蕉と岐阜県大垣市とは深いつながりがあります。

4回訪ね、そして
奥の細道についてはここが結びの地となっています。
大垣の俳壇は
谷木因(たにぼくいん)の人望によって藩士などに広がって盛況であったといわれています。
谷木因は廻船問屋の主人で北村季吟の弟子となり、
芭蕉の「野ざらし紀行」はその同門である木因訪問も兼ねていたといわれています。
芭蕉の4回の訪問を含め、
木因による影響で
岐阜蕉門は郷里伊賀などよりも早くから成立していました。
谷木因にお家を訪ねて創作に勤しむ姿を想像してみると楽しくなりますね。
来てみれば 獅子に牡丹の 住居哉 (松尾芭蕉)
隠れ家や 月と菊とに 田三反 (松尾芭蕉)
矢張めせ 此処は伊吹の 吹すかし (谷木因) 今回根尾の
淡墨桜を訪ねてその帰り、大垣で駅から外へ出た私は行き当たりばったりでしたが、「そうだ!
芭蕉・奥の細道 結びの地をたずねてみよう」と思い立ちました。

なんせ雨が強くはありませんが冷たく降っている中、桜は期待できないという気持ちでしたが、「
大垣城」もまだいったことがなかったので思い切りました。

駅からアーケードが続いていますが、やはりシャッターの閉まった店が多く、地方都市の悲しさを改めて身にしみながら案内板に沿って歩きます。
ものの10分くらいでアーケードから右手に曲がると、
牛屋川に沿った
外堀通りの桜並木の遊歩道です。

桜が満開でした。

咲いたばかりのようで小鳥もいっぱい飛び交い静かな散策ですが、気持ちはとても華やいできます。「
水都公園」「
船町道標」「
住吉公園」「
住吉燈台」「
住吉神社」と続く桜並木です。
このみちは「
飛騨・美濃さくら33選の地 奥の細道むすびの地」の碑が立っていました。

牛屋川から水門川に突き当たると「
水都公園」。

水辺に
屋形船になるように観光船も繋がれています。そしてこの桜並木がズーと、とうとう「
奥の細道・結びの地」まで続きました。満開で雨にぬれた桜の花の間を小鳥がチュンチュン飛び交っていました。風情ある、満開の桜道。

その結びの地には、
芭蕉を迎える谷木因の銅像が建っています。
芭蕉ならどんな句を詠みあげるのでしょうか。
蛤の ふたみに別れ 行く秋そ (松尾芭蕉)
花冷えの 巣立ちの春の 結びの地 (ヒカル君)
桜に沿って、水門川を今度は西側の遊歩道で
大垣城まで行ってみました。
大垣城までの遊歩道には
俳句の句碑が沢山設置されて、芭蕉ゆかりの人々や、近年作られた俳句など様々。水門川にまで句が埋められていました。
大垣城
平城で
麇城(びじょう)巨鹿城(きょろくじょう)などむずかしい名前でも呼ばれているようです。

1500年竹腰尚綱によって牛屋川(揖斐川)東の牛屋に築かれたのが始まりとか、1535年宮川安定によって大尻に築かれたのが始まりではとか始まりは確かではないようです。
1560年に氏家直元が城主になり堀・土塁・総囲いなどが整備されました。
その後、織田、斎藤など支配権が移り変わり1583年には秀吉の家臣池田恒興が城主になります。天守閣が築かれたのは一柳直末(1588年)か伊藤祐盛(1596年)かどちらかという曖昧なものです。
1600年の関が原の闘いでは伊藤祐盛が西軍に付き石田三成が城に入り根拠地となります。西軍の敗北で、落城します。
そして一般に大垣城主として知られる
大垣藩戸田氏の居城となり明治まで至ります。
大垣城は大垣の町の中に公園として残されています。駅からアーケードでくることが出来ます。

私は、官庁街の雰囲気の丸の内の方からお城に入りました。
大垣城の桜はまだ満開にはなっていませんでした。お城の公園には青いビニールシートで場所取りしてありましたが、雨にずぶ濡れでした。きっと5日(日)は晴れたので、そこでお花見をされたのでしょうね。本当に日曜日には晴れてよかったですね。
俳句や文学好きの方にはおススメの桜スポットです。まだ今週末もいいのではないでしょうか。お天気が晴れたら、
俳句を順に読んで歩くだけでも楽しいウォーキングになることでしょう。また桜が水門川に散るとこれはこれで素敵なのではと想像します。
byニコちゃんでした。
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奥の細道・結びの地は下記です。
posted by ぐろぶ at 11:17| 岐阜 ☁|
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