1月7日(火)とても寒い朝になり、畑に霜をみつけました。

年末年始に雪を見ないで過ごしたのは何年振りだろうなどと思いながら、通勤途中白く霜を被った畑にホットする気分です。スーパーで七草がパック売りされています。それも一つの季節感ではありますが、こう気候が変動すると何が何だか分からなくなりそうです。
籠に盛る春七草に風生るる(稲畑廣太郎)さて今日は
昨年末に歩いた「六甲山縦走コース須磨アルプス」のご紹介です。
今回のコース
山陽電鉄須磨浦公園駅(8:24)・・・鉢伏山回転展望台(8:55)・・・鉢伏山260m(9:06)・・・旗振山253m(9:15)・・・鉄拐山234m(9:30)・・・高倉山・おらが山201.12m(9:54)・・・栂尾山274m(10:30)・・・横尾山312.1m(10:51)・・・東山253m(11:40)・・・板宿八幡神社(12:09)・・・神戸珈琲物語(12:39)
歩いた歩数:20657歩
歩いた距離:13.5km
歩いた時間:4時間15分
歩いた日:2013年12月30日(月)
※地図のどこかをクリックすると@tripで確認することが出来ます。
(3Dでご覧の場合グーグルアースのインストールが必要です。)


※スタート・須磨浦公園


※おらが山・高倉山


※須磨アルプス・馬の背


※※須磨アルプス・馬の背
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年末の一日を
神戸の山に出かけました。目的は
須磨アルプス・馬の瀬です。
以前ひょんなことから
「旗振山」にでかけ当日はわけもわからないまま
塩屋に下山しました。その時、
神戸六甲山縦走路の西端がこの旗振山であることを知りました。
東端は
宝塚から岩倉山、譲葉山を経るコースでここからは
六甲山頂上まで歩きました。縦走路を繋ぐという強い気持ちではありませんが、一日で歩きとおされる方もあるのですからいつか是非全山を通してみたいとは思っています。

さて
山陽電鉄須磨浦公園到着は8時22分、駅前左手、登山口にすぐに繋がります。

24分に歩き始めます。歩き出すとすぐにお二組に出会います。そして地元のスニーカーという軽装で散歩の方もボチボチ下りてこられていました。

私たちは前回には近道の階段を上ったので今回は海をみながら
歌碑を少し見てあるきます。海のある広々とした景色、そして
万葉の歌碑、芭蕉の句碑などがあり、今年一年の山歩きとしてはとても楽しい始まりです。
鉢伏山回転レストランはまだ営業されていませんでした。緩やかに回転する床に置かれた机と椅子で景色を楽しめます。厨房は回っていません。


さて
レストランの北側の広場に鉢伏山があります。六甲縦走の石碑があります。縦走コースの先に進めば旗振山、戻ると遊園地で、塩屋駅に下ります。

旗振山には茶屋と延命地蔵尊、本州四国連絡高速道路無線中継所があります。ここからも遊園地へ下りて行くことができます。少し雲にかすむ明石海峡ですが絶景です。茶屋で一休みの方もありました。

ここから先は始めての道です。期待感が高まります。

とても気持ちの良い木に囲まれ踏み込まれた登山道です。木で造られた階段が130段続きます。
鉄拐山234mには9時30分到着。歩き始めてほぼ1時間。今日はラストに馬の瀬が控えるのでゆっくりペースで体力を温存します。



鉄拐山から高倉山まではまるで公園の雰囲気となります。
高倉山という、昔291.5mあったお山を削って団地を造る予定だったのですが反対に遇い、201.12mを残したという曰くのあるお山。おらが山ともいわれます。



山と言っても
カフェレストランのある展望台が一番高い位置にあります。廻りは公園です。この日、このカフェレストランで軽食をするつもりでした。ところがお休みでした。旧のホームページをみていたので休業情報が得られなかったようです。山に行くときは要注意です。低山でも燃料不足では事故の起きる確率が高くなることは必至です。同じ思いの方たちか、展望台には三組景色を見ておられる方がありました。

さてここから
高倉台団地への急な階段を下りました。

ゆるやかな坂道が南にむかってあり、そちらへ向かう方もありましが、下りる先が異なるといけないので
「縦走コース」とされたL字に曲がりながら下りる階段へ進みました。段数を数えるのを忘れましたが、とても多い段数でした。階段の下でゆるい坂道を下りた方に合流、同じでした。


いきなり
マンション群に入ります。

スーパーが始まりお買いものの住人の方などにであいます、カフェも2軒ほど開いていましたが、「おらが茶屋」の時は入ろうと思っていましたが、その時は何だか「パス気分」で通過します。
「静かにあるくように」の看板が指し示すように本当にマンションや新興住宅の真ん中を歩きます。遊歩道のような道すがらです。町の中や車道に架かる高架橋を通過するのに神経がいるのかと思いきや
「縦走コース」の看板が小さいながらも適宜あり迷うこともなく「栂尾山」登山口に到着。見上げる坂はこれまた急坂。下りてこられた方は又してもスニーカーです。



覚悟を決めて登り始めます。ほぼ50段で休憩地、ベンチがあります。振り返って高倉台団地、その先景色をみて休みます。

下りる方、上る方、結構ありますが、これが登山最適期であれば渋滞になるとどうなるのでしょう。縦走大会の時、ここは駆け抜けて行かれるのでしょう。少し危ないかもしれない。
私の数えたところでは352段でした。

この階段が終わると樹林帯にはいりここではまた階段の登山道です。足を酷使するといけないので左足重心に変えてゆっくり上ります。

栂尾山274mに10時30分到着。東屋の展望台がありましたが、下のベンチで水休憩。おらが茶屋でビールを飲んできたというお二人の男性が展望台におられました。

冬景色の瘦せ尾根を気持ちよく進みます。とても気持ちの良い登山道です。

横尾山312.1mに10時51分到着。単独の男性とグループの男性がおられました。グループの方は単独行の方のアドバイスで
「今日は鵯越まで」という事になったようです。

ベンチがなく木の根に腰かけたらお尻が濡れてしまいました。慌てて拭いて、シートを敷いて座り直します。目に見えなくても水を含む登山道、油断大敵。


さて先に進みます。

すぐに須磨アルプスに入った山景です。


岩のゴツゴツした鎖のあるみちをいったん下っていきます。元気な10名ほどの集団の方が来られました。避けて待つ間に左手馬の瀬が見えています。どんどん下るのでちょっと心配しながら進みます。


大きな岩を回り込むと目の前に岩肌の間をおりてくる人の小さな姿が飛び込めます。目の前、足の下は急な手すりのついた階段が下にまっすぐ下りています。


慎重に一歩ずつ下りて行きます。下りきったところでこちらにわたってこられた方を避けて待ちます。

そして、今度は私たちが進みます。砂がじゃりじゃりしているように見えたのですが砂は固められてしっかりとした道になっています。ただ細い片方の岩もつるつるで手をかけることはできません。右手は下に木はありますが絶壁です。


少し進み、今度は岩の間の削られた隙間の登山道です。決められた位置に足を駆けながら上っていきました。登り切った先に絶景がありました。


馬の瀬の看板のあるテラスの岩です。

馬の瀬の看板から馬の瀬の細道、一番怖かったかもしれない道、進みます。
両脇何もない絶壁だし、足元は細いし、砂地だし、とても緊張(?)しながらの楽しい道。しかし気は抜けません。
地元の方と思われる方は、ここをスニーカーで通るなんていくら慣れていてもすごい気がしました。登山靴でもいい加減滑りそうでした。


さてもうラストです。重い足を引きずって上っていきます。
東山253mに11時40分到着。


今来た須磨アルプスを振り返ります。そのお山に解説版があり「ここは東山」となっていました。
「遠き世の方在しますや山の辺に 月落ちぬれば声も聞こゆら」横尾山の東にあるから東山。明治の初期までは連なっていたというのですが、
天狗が引っ張りあってできた頂上だという面白い山。引っ張り合ったおかげで、「須磨アルプス」という絶景ができたようです。楽しいお話。
「妙法寺へおりても急な下りで何にもないから板宿にいけばランチがあるよ」
そう教えられた私たちは、最初の
「縦走コースで妙法寺まで行く」予定だったのを却下、急遽今宿に変更しました。

今宿への道はゆるゆるとした遊歩道で、殆ど散歩気分です。地元の方々が保全に力を尽くされている山系です。植林などされている遊歩道的な登山道が下っていきます。

地元の親子の方と途中から前後する形になりました。左手に
「勝福寺と八幡神社」への分岐で
「八幡神社」を選んで下りました。「須磨学園高校」の生徒さんの声が聞こえると八幡神社でした。


境内にお参りし、参道を下ります。長い参道が住宅街を従えてありました。


八幡神社から板宿駅までの道を一瞬迷います。電柱にかけられた案内表示が
「下へ行くと」という表示があり地下道かと思いました。地下へ下りる道がないので不信になったのです。
下はすなわち海側、ゆるやかに下っていく道の事でした。

南へ向かっていけば
ダイエー、そして板宿商店街、商店街の先に駅がありました。

私たちは商店街の中の
「神戸珈琲物語」でランチにし、今回のゴールとしました。
「神戸珈琲物語」12時39分到着。

商店街は年末の買い物の方で賑わい、おまけに車同士の追突事故まであり忙しい感じでした。ランチは別項にてご紹介いたします。
byニコちゃんでした。

今回下山した「板宿八幡神社」は下記です。