



最近読書から「オースティン・フリーマン 証拠は眠る」のご紹介です。
【本店ショップのご案内】
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※本店2店では多少ラインナップが異なります。お好みでご利用ください。
証拠は眠る
オースティン・フリーマン著
武藤崇恵・訳
森英俊・解説
株式会社原書房・発行
岐阜県図書借りだし
読んだ日:2013年12月23日(月)〜12月26日(木)
あらすじ

だが、その中の誰かが夫を毒殺したことが明らかにされる。
未亡人の幼馴染みであるルパートは、ソーンダイクに真相の解明を依頼するのだが、やがてそれが考えもしなかった結末へと連なっていった。
誰が、いかにして夫を毒殺したのか。
証拠はどこにあるのか。
それも確かな証拠が。
ソーンダイク博士シリーズの傑作長編と話題を呼んだ逸品!
ソーンダイクはシャーロックホームズのライバルとしてイギリスでは人気のある探偵(博士)です。科学的操作やフェアプレーを推理小説に取り入れたものです。

イギリスの紳士の代表のようなルパート、才女で美しいバーバラ、可愛く家庭的な教師マンデラ、ひ弱で不良少年のようなウォーリングフォード。この血の繋がらない四人の、それでいて兄弟のような生活がバーバラの夫ハロルドの死に直面し動揺、困憊する様子や、ルパートが迷いながらもソーンダイクに真相究明を依頼する所が、上品にゆっくり描かれます。
全くもつて上品な推理小説でした。
日本のものではこのような推理小説に出会う事は殆ど無く、読み終えたのちの気持ちがとても楽でした。
出来ればもう少しイギリスの一般の衣食住についての表記があるともっと楽しめたかもしれません。年末の騒々しさの中、のんぎりできた、ひと時ですした。
byニコちゃんでした。
