

新年は1月6日(月)から通常営業とさせていただきます。
本年はありがとうございました。又、来年もよろしくお願いいたします。


せつかれて年忘れするきげんかな(松尾芭蕉)
岐阜市北部「三輪地区から加野団地までの史跡ウォーキング後半コース」のご紹介です。
今回歩いたコース

落語の祖安楽庵策伝ゆかりの浄音寺や国重文・木造釈迦如来坐像のある三輪釈迦を巡る
喫茶店(PEEK・A・BOO)(8:30)・・・北野神社・・・白髭神社・北野城祉(8:43)・・・津島神社・・・秋葉神社・・・浄音寺(9:07)・・・正蓮寺・・・(後藤三軒塀並み)・・・妙久寺・・・真長寺(9:27)・・・三輪神社(9:43)・・・神明神社(10:18)・・・長政寺・(10:12)・・神明神社・門屋公民館(10:18)
後半コース(本日ご紹介)
美濃新四国八十八箇所霊場76番薬師寺や77番清閑寺を巡り百百ヶ峰を横切るコース
薬師寺(76番)(10:42)・・・建福寺・・・天満神社・・・清閑寺(77番)(10:57)・・・天神神社・・・三嶽神社・・・綾羽神社・・・浄土寺・・・佛光寺・・・慈恩寺(11:55)・・・百々ヶ峰加野登山口(12:40)・・・NHK鉄塔(12:59)・・・白山展望地(13:30)・・・松尾池(13:51)・・・雄日ヶ丘公園(14:18)
歩いた歩数:36297歩
歩いた距離:26.7km
歩いた時間:5時間39分
歩いた日:2013年12月23日(月)
※地図のどこかをクリックすると@tripで確認することが出来ます。
(3Dでご覧の場合グーグルアースのインストールが必要です。)


※美濃四国八十八ヶ所霊場第七十七番 長立山 清閑寺


※県文化財の仏像2点を祀る 浄土宗 浄土寺


※国重文・木造千手観音を祀る 浄土宗西山派 慈恩寺
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後半コース
美濃新四国八十八箇所霊場76番薬師寺や77番清閑寺を巡り百百ヶ峰を横切るコース

昨日は門野公民館南の神明神社までご紹介しました。



曹洞宗 薬師寺
第七十六番札所
住所:岐阜市中屋241

その他の円空仏:尼僧像(71.5cm重くて一人では持てない)、聖観音像(小さい)
古い墓石が多く立つ墓地で広場を以て公民館が在り寺院は公民館と繋がれて維持されて居る。大師堂、豊川稲荷、子安観音堂。本尊の市の指定文化財の看板。


公民館の横に霊場の大師堂、豊川稲荷、子安観音堂と小さいお堂が並んでいます。
公民館と繋がる集会場のような中で、ある時には円空仏を見せてもらえるようです。写真の付いた指定文化財の説明版がありますが、いつ見せてもらえるのかは不明でした。

西山浄土宗 建福寺
住所:岐阜市森191−1



福寺は墓地の横にお堂があり殆ど何も分からないような感じでした。お庫裏はどこにあるのかもはっきりしませんでした。

天満神社
住所:岐阜市森東331番地

創建:不詳


天満神社は道路から見るより森になっていて敷地も広く残っていました。車でこの横の道はわりかし通るのですがこの川までの間にこれほどの森のある神社があるとは思いませんでした。

長立山 清閑寺
第七十七番札所
住所:岐阜市世保574-25

山門:土塀が新しい色で気持ち良い
正面:唐破風の向拝の本堂
本堂前:水子地蔵
毘沙門堂、弘法堂、観音堂


以前さかんに88ヶ所霊場を巡っていて最近はちょっと遠ざかってしまっていましたが、今回前にはよく解らなかった場所だったこの世保のお寺も来られて感無量でした。思っていたよりずっときれいなお寺でした。



ここにもこんなウォーキング出来る堤防があるなんて!!ビックリしました。堤防を少し先で下りるとちょうど清閑寺の石碑の前でした。

天神神社
住所:岐阜市福富635,636番地

創建:不詳。


神社のお隣の家では掃除の最中で、お嬢さんが神社の石におもちゃを並べて乾かしているようでニコニコしていました。
三嶽神社
住所:岐阜市福富155番地

摂末社祭神:雄山命、白山姫命
創建:1604年(慶長9)
開基:大澤喜之右ェ門(郷士)
白山、立山、富士山、三嶽の神を信仰し、三十五戸余の氏神として祭鎮するに始まると伝ふ。


境内に町内の方が集まって相談中でした。恐らく年末の支度の打ち合わせでしょうか。

綾羽神社(あやばじんじゃ)
住所:岐阜市福富189番地

創建:不詳
雄略天皇(第21代天皇)の御代呉の國より渡海したる貢女呉漢を祀れりと云ふ。
御神体を奉拝るに古くて不明な物十体、神像四体江戸時代の作と思はれる像三体御座しまして、古社を思はせるに足る。


珍しい名前の神社です。説明も難しそうです。
浄土宗 浄土寺
住所:岐阜市福富647-1
電話:058-229-1337

県文化財:阿弥陀如来立像 檜材 寄木造 彫眼 像高96.9cm 鎌倉時代

この浄土寺の阿弥陀如来立像は、檜の寄木造、眼は古式の彫眼になっている。面貌は満月相で、優美典雅の中に一種の静寂さを湛え、一切衆生を救済せずばおかないという大慈大悲の相好が巧に表現されている。頭上の螺髪[らほつ]は小さくて数が多く、法衣のひだは凹凸なく、沈線をもって表現されている点が珍しい。もとは金色像だったと思われるが、金箔はことごとく剥落して黒い木地を表している。眉間の白毫[びゃくごう]が欠失しており、両手の中指と薬指に補修があるほか損傷はない。光背と台座は後補と見られる。この一体は作風から鎌倉時代末期の造顕と推定される。京都東福寺より移された。作者は不明である。
県文化財:聖観音立像 檜材 寄木造 彫眼 像高174.2cm 平安時代後期

鐘楼門
8月末から10月までの49日間念仏参籠する行事が伝わる。




とても整然とした境内です。木造阿弥陀如立像、木造聖観音立像という県文化財の仏像を守られているという緊張感漂う雰囲気です。







浄土宗西山派 佛光寺
住所:岐阜市溝口中130
電話:058-229-2224


地図では不明だったのですが「佛光寺」の裏から墓地に入ってしまいました。
墓地を歩いて本堂、山門と通りぬけました。お寺には何も解説もなく本尊等不明でした。

浄土宗西山派 慈恩寺
住所:岐阜市溝口中138-1
電話:058-229-2201

創建:12世紀末
開山・開基:山県国盛・国成の兄弟が父の菩提を弔う為に慈源(延暦寺)を招いた。
国重要文化財:木造千手観音坐像
御開帳日は8月9日,10日

千手観音像は彫りは浅いが、ひきしまって張りがあり、本来の漆箔が、剥落して古色に変っているが、かすかに全体に金箔が残っている。顔は重厚で、彫眼、面奥は深い。肩が張り胸部の肉付も豊かで、体奥も深く弾力的で迫力がある。容姿は端麗で重量感に富み、膝張りは大きく厚い。頚部から胴部は一木で作られ、膝部は別木で胴部についである。像内部を内刳[うちぐり]しているのが台座が小さいので像底からよく見える。
慈恩寺の千手観音は珍しい形態をしており、後部の脇手左右が頭上高々と伸び、指先を合わせた上に、金箔の阿弥陀如来をささげている。本像の制作は藤原時代後期と思われる。








国重文の本尊・千手観音をお祀りするお寺です。
とても綺麗に掃除された参道を進むと右手には「溝口公民館」がなぜだかあります。そして山門をはいり突き当りが観音様のお堂です。
御開帳は「お正月三ヶ日、八月九日、十日それぞれ午前中」でした。人でいっぱいにならないならば来てみたいですがどうでしょう。




目の前の崖に岩井団地が見えると田畑はなくなり岩井川に沿って少し歩いて住宅街に入ります。石原台団地は左手坂の上に続きます。車道を横切り加野地区に入ります。そこで失敗しました。




実際にはその山は加野団地の北の小山だったので、山を一回りすると「岩井の笠神様」に着き「小町の滝」に行けない事は無かったのですが大変焦ることになったと思います。



登山口到着12時40分。



登山道は落ち葉がどっさり積もっていました。スニーカーには向かないけれど頑張ってジグザグに登って行きます。下った時には記憶にない鉄塔巡視案内「NO3 NO2」どっちにするか迷い坂を上っているNO3へ進みます。次にまた「NO3.NO2.NO1」の矢印。そりゃもうNO3しかないというわけで急坂を突き進みます。ロープではなく針金の太いような線が張ってありました。
ようやくひと段落してNHKの鉄塔に12時59分です。ほぼ20分。
余り歩かれていないのか枯れ草が繁っています。以前来た時のことを思い出したいけれどすっかり忘れていました。










白山展望地に13時30分。雨になるといけないのですぐに下山開始。




雄日ヶ丘公園14時18分到着。ベンチに座り休憩。ここから鵜飼屋までもう一息歩かなくてはなりませんが・・・・・
家族に電話すると何と迎えに来てくれるとの事、ラッキー!!
帰路に「ル・スリジェダムール」でクリスマス・ショートを購入し帰ってから頂きました。
byニコちゃんでした。

美濃四国八十八ヶ所第七十七ヶ番「長立山 清閑寺」は下記です。