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2013年07月01日

最近読書から乃南アサ著「風の墓碑銘(エピタフ)」のご紹介!!

7月1日(月)今日からは文月が始まり、今日は半夏(はんげ)、梅雨が明け田植えの終期となます。わーい(嬉しい顔)
私自身は、農家ではないので実際のところはどうなのかは分かりません。いつも親せきから野菜やお米を送ってもらう立場の身としては、農家の方々が熱中症にかからないで、と、祈るばかりです。
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七月の光が重し蝶の翅(橋本多佳子)

最近読書から乃南アサ著「風の墓碑銘(エピタフ)」のご紹介です。

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風の墓碑銘
著者:乃南アサ

発行所:新潮社
本体価格:1900円(税別)
岐阜県立図書館借りだし
読んだ日:2013年6月24日(月)
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エピタフとは(ウィキより
エピタフ(英、独:Epitaph、仏:Épitaphe)とは墓碑銘を意味する語である。語源はギリシャ語で「墓の上に」を意味するエピタピオス(ἐπιτάφιος)から。 死者の生前の功績をたたえて墓石に刻まれ、古来より詩の形式をとっている。 優れた詩人は生前に自分のエピタフを詠んでいることもある。

あらすじ
「凍える牙」(第115回直木賞受賞)で初登場した、女刑事・音道貴子と滝沢保の名コンビ。男性原理が支配する警察組織のただ中で「貧乏くじ」を引いた滝沢の嘆きは、次第に「感歎」へと変わってゆく。
本作は、久々に旧交を温めた(笑)二人が、互いに牽制しつつも同じターゲットに立ち向かう、待望の長編小説である。

久しぶりに図書館の借りだしでした。目星を付けた本の中には殆どなく、行き着くところ同じような作家の物になりました。
おかげで読むには、大変楽に読めます。元々主人公に対してファンのような気持ちなので、相棒になる滝沢に対しては、あまり関心がありません。音道貴子が男性社会の警察の中でどのように片意地を張って生きるのか、その強さに興味があります。
今回の事件は、長い時間と様々な人を巻き込んだ複雑な様相を示しました。人の過去、人生がこんなにも脆く歪んでしまうという事が、現実的に描かれます。
昭和の残りの古い木造家屋から見つかる白骨死体。その家主のまだらボケ老人。まだらボケの老人と同居するシングルマザーと引きこもりの中学生。まだらボケ老人の生活する介護施設で働く人々の実態。それらが丁寧に描かれていきます。貧しさでイライラする人々の生活を克明に描きながら事件を追う貴子と滝沢の私生活も、また、豊かにのんびり安らかに過ごすことを許されません。事件関係者から放れて感情を持つことなどできない相談、そんな二人です。
ふらふら善意と悪意の狭間で犯罪が、どんどん膨らんでしまう、人の中に作られる価値観によって道が左右に分かれ、知らぬ間に人を傷つけ、そして、憎悪を産んでしまう。人と交わらず憎悪も生まれないように生きることは殆どできません。
exclamation今回貴子は数少ない女性の同業者を失いますが、その毅然とした態度に拍手喝采です。一人で生き抜く、そこに初めて正義や潔白がある、「連れ」「群れ」から得られる安らぎは穢れ、濁り、犯罪を産みます。なるべく一人で進みたい、そんな気持ちにとても魅かれました。
最期の犯人逮捕の決め手がヤヤ唐突な気もしないではありませんが、伏線は張られていたわけで、最後まで一気に読み切りました。

byニコちゃんでした。わーい(嬉しい顔)
posted by ぐろぶ at 07:47| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書とか、グルメの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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