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2009年12月03日

夏目漱石「草枕」のご紹介!!

12月3日(木)公園のサザンカが散ってイチョウの黄色に赤い花びらがとてもきれいです。わーい(嬉しい顔)
TV昨日テレビで「正岡子規」の生涯を放送していました。35歳で結核でなくなった若き天才俳人。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」はおそらくだれでも知っている句ですね。

山茶花を 雀のこぼす 日和かな (子規)

子規はまた漱石ともゆかりがありますが、今日は最近の読書から、夏目漱石「草枕」のご紹介です。

草枕
作者:夏目漱石
監修:武者小路実篤、麻生磯次、三輪知雄
発行所:新学社
souseki_kusamakura.jpg
※この本には「二百十日」も入っています。

ペン余が「草枕」
私の「草枕」は、この世間普通にいう小説とは全く反対の意味で書いたのである。


という漱石の序で始まります。
本文は大変有名な

ペン山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とにかく人の世は住みにくい。


から始まります。
この「新学社文庫」は学生向けの解説がついた文庫です。装丁・扉版画は棟方志功です。
テレビで「グレン・グールド」が漱石のこの【草枕】を愛読書にしていたことに驚いた私は家の中にほってあったこの本を引っ張り出して、改めて読んでみました。
るんるん「グレン・グールド」は低い椅子に腰掛けて猫背で、「バッハ」を口ずさみながらピアノで演奏する大変なピアニスト・作曲家です。彼が50年の生涯(1932年から1982年)を駆け足で生きアイドル的な容貌や奇抜な性癖で人々に与えた印象と、「夏目漱石・草枕」はどうしても結びつかなかったのですが、現に自身で翻訳しラジオで読んでいるのを放送で見ましたので本当なのでしょう。漱石の畳み掛けるようなリズム感のある言葉の連携と、言葉に含まれる芸術観がグールドを引き寄せたのでしょうか。
本画家の「余」が絵を描くために山に向かい旅館の「那美さん」を観察しながら幽玄や自然の深みを探るといった筋ですが、何とも全体が絵の世界、森の中の世界になっていたようです。最後に徴兵される久一を見送りに出かけた先で那美さんのご亭主が満州に行く場面になり一気に現実世界に引き戻されます。
俳句的小説を描くことを念頭においた漱石39歳の苦心の作であり、大変高度な芸術論になっているようです。
調子のよい言葉がリズミカルに流れ、中国の漢詩や思想を織り込みながら、ヨーロッパの美術にも触れながら、自然に生きる、とにかく自然に振舞い自然に同化し、体で生も死も受け入れていく中で美しさを感じるように生きる。そこに芸術が個々に異なった形に表れるということでしょうか。大変難しい。
以前はもっと簡単に読んだのに「グレン・グールド」のことを思いながら読むと難しくて時間がかかりました。
さて夏目漱石についてはもうひとつ。
眼鏡歌碑を探していてようやく見つけたものです。
2009年10月22日(木)時代祭りのとき御池大橋の駐車場に車を留めて歩いたとき見つけました。「三条大橋」にあると思い込み探しても見つからなかったのですが「御池大橋」だったのです。

春の川を 隔てて 男女哉

kahi_souseki_oike_1.jpg kahi_souseki_oike.jpg
これは4度目の京都(1915年春「硝子戸の中」の執筆のために訪れていました)で知り合った祇園「大友」の多佳さんと諍いをおこした漱石のちょっと寂しい心持を歌にしたもののようです。

byニコちゃんでした。わーい(嬉しい顔)

【本店ショップのご案内】
自然を楽しもう!を合言葉に、普段使いにも便利で楽しいアウトドア雑貨をたくさん掲載しています。ぜひご利用下さい!
(商店名をクリックするとページが開きます)
アウトドア雑貨のOnline Shop grove
アウトドア雑貨のGROVE-eshop.com

※本店2店では多少ラインナップが異なります。お好みでご利用ください。
御池大橋歌碑は下記の場所です。

posted by ぐろぶ at 09:33| 岐阜 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書とか、グルメの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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